GoogleAdwordsでは、限られた予算の中で効率的に結果を出すために役立つ機能があります。今回は、特にコンバージョンの計測から改善につながる設定項目についてを紹介します。
Google Adwords認定資格 検索広告(上級者向け)試験対策(1)>>
Google Adwords認定資格 検索広告(上級者向け)試験対策(2)>>
Google Adwords認定資格 検索広告(上級者向け)試験対策(3)>>
まず、GoogleAdwordsの上部には「最適化」のメニューがあります。
最適化とは、目標に対しアカウントを戦略的に変更しながら検索結果を改善するための機能です。費用を費やすことなく、よりよい改善をしていきます。広告の掲載が開始され何日か経過すると、最適化案が表示されるようになります。
コンバージョンの改善については、「コンバージョントラッキング」を見ていきます。こちらは運用ツールにある項目です。
コンバージョントラッキング…購入、資料請求、メール登録などのコンバージョンを計測することができます。計測するためには、トラッキングコードをコンバージョンページのソースに追加します。
コンバージョントラッキングでは、以下の2つの情報を得ることができます。
・クリックスルーコンバージョン…広告をクリックしたユーザーが、クリックが発生してから30日以内(デフォルト設定)にサイトでコンバージョンを達成した場合にカウントされることをいいます。1回の広告のクリックにより複数のコンバージョンが発生した場合、最初のコンバージョン以外のコンバージョンはカウントされません。
・総クリックスルーコンバージョン…広告をクリックしたユーザーが、クリックが発生してから30日以内(デフォルト設定)にサイトでコンバージョンを達成し、カウントされるすべての総数をいいます。総クリックスルー コンバージョンでは、1回のクリックに対して複数のコンバージョンがカウントされます。
※広告のクリックはCookieで管理されデフォルトの有効期限は30日以内となっています。Cookieでコンバージョンを計測しています。
コンバージョントラッキング内では、コンバージョン(ユーザーがウェブサイトで行う購入やメール登録などの重要な行動)に関するレポートを簡単に確認できるようになります。
収益を最大化する上でコンバージョン単価とコンバージョン数のバランスが大事ですので、コンバージョンの計測ができる環境を作り、効率化を図りましょう。
コンバージョンオプティマイザーとは、コンバージョン数を重視し、目標に設定したコンバージョン単価でコンバージョン数を最大化する機能です。上限コンバージョン単価または目標コンバージョン単価を設定します。推奨額を下回ると上限コンバージョン単価のコンバージョン数が減少する可能性があります。
コンバージョンオプティマイザーを有効にするためには、過去30日間15件以上のコンバージョンが必要です。
Adwordsの広告貢献度がわかります。予算配分の決定に役立ちます。
注文あたりの平均収入×利益幅
<トラフィック増加が目的の場合>
・クリック数
・クリック率
・キーワード
・検索語句(検索語句レポートを確認)
<ブランド認知度アップの場合>
・広告表示回数
・検索ネットワークのクリック率
・GDNのコンバージョン数(閲覧からどこまで達したかを知る)
・リーチとフリークエンシー
<売上・コンバージョン数のアップ>
・コンバージョン数とコンバージョン単価
・コンバージョン率
・キーワードのコンバージョンデータ(収益性の高いキーワードを特定)
・リンク先(コンバージョンにつながっているURLの特定)
※収益性の高いキーワード…各キーワードについて費用とコンバージョン数、コンバージョン率を比較すれば、収益性の高いキーワードを特定できます。
以上のように、これらの測定値はキャンペーンの目的や役割によって異なります。
目的設定が非常に大事になりますので、目的と測定の際に重点を置くポイントを忘れないようにしましょう。また、目的が複数ある場合には、優先順位をつけそれに応じた施策を行います。
・成果の測定と管理が簡単
・初期設定から結果が出るまでの期間が短い
オンライン広告で掲載結果に応じた予算調整ができます。
広告グループ内で収益を見たときに、収益が出ているもの、出ていないものに分けて考えます。
キーワードに落とし込んだときにも同じ考えをします。収益の出ていないグループの中で可能性があるキーワードは別のキャンペーンに移行します。明らかに収益がでないと判断できるものを削除していきます。このように効率の悪いものを切り捨てることで、効果を高めていきます。
1回のコンバージョンに見込める収益を考えるます。コンバージョンの度にどれだけの収益が上がるかを考えると、例えば広告費用に投資できる予算の確保や規模感をつかめます。
新規顧客がやがて既存顧客となり、リピートする顧客にロイヤルティを高める方が有効な場合があります。
中でも顧客生涯価値として試算をすることで、顧客を1獲得することで生涯どれだけのお付き合いができるのか金額で価値を把握することができます。
顧客生涯価値=平均客単価×年間利用回数(or月間利用回数)
最後は、ざっと項目で説明しました。ただ、ここに書いている項目だけではフォローしきれていませんので、ヘルプセンターと合わせて情報を整理するとよいです。検索広告の上級は用語の理解だけでなく、操作項目の位置と内容もしっかり理解しておく必要があります。
アップするのに時間がかかったのは、、、私のメモのノートが汚いから…。
講座の内容をできるだけ書き留めたつもりですが、キーボードで控えればよかったです。今更ながら(笑)
ディスプレイ広告のメモもブログに残したいと思いながら、上記のノートの解読ができない…。
それでは、ごきげんよう。