タイトルに書評と入れたかったのですが、本を読むことで私も仕事に有効だと思ったことについて書きます。今回は、深沢真太郎著「数学女子 智香が教える こうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます。」の感想について。私にしてはめずらしくKindle版で購入。書籍がどんどん増えてしまって(^^;

 

suuji

 

数字は価値観を共有できる唯一の共通言語

実は、「数学女子 智香が教える こうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます。」はシリーズの2作目だったようで、後発の本から読んでしまいました。ストーリーは完結しているので、いきなり第2弾から読み始めても違和感はありませんでした。こちらは、ノウハウ本でありながら物語で読めるのですぐに読めます。株式会社ブライトストーンというアパレル企業を舞台に、とあるプロジェクトのリーダーとリケ女で数字が得意な智香という女性が奔走します。タイトルや二人の関係からなんとなく想像できる通り、根拠を紐解きプロジェクトの指針を数字でもってフォローしていくというのが智香の役割。そこで、いろいろな数字にまつわることが学べるというわけです。

 

数字が苦手な方はもちろんのことですが、損益分岐や単回帰分析など理論はわかっていたとしても、どうそれを判断するのか、あるべき指標にするのか、そんな数字の活かし方がわからない方にもとても参考になります。損益分岐から目標値の設定方法など、数字の見るべきポイントと考え方がわかるので、漠然と数式だけで理解していたことも、なぜそこに着目するのかがわかってきます

 

また、アパレル企業の店舗という展開ですが、数字でもって販促施策の展開やメルマガ施策の考え方について書かれています。メルマガ施策の発想は、ウェブ解析においては初段階ではありますが、改めて読むと「なるほど」という感じでした。

 

PDCAは3回まわせ!

この著書の中で、私もこれは使いたいと思った考え方です。施策展開の中で、リケ女の智香がこんなことを言います。PDCAは3回で成功体験ができるというのです。それは、なぜか…。

 

数字的な根拠があるわけですね!

 

成功と失敗の確率を五分五分としたとき

3回連続で失敗する確率は

1回目…失敗の確率 50%
2回目…連続失敗の確率 25%(1回目の50%のうちさらに50%)
3回目…3連続失敗の確率 12.5%(1回目と2回目の25%のうちさらに50%)

 

3回連続で失敗する人は12.5%ということは、逆に考えたら8~9割方は何かしらの成功体験が見えるということでした。もちろん、成功と失敗の確率の前提自体が違えば当然のことながら、この説明は違ってきます(もともと成功確率の前提が1%しかなければ、そりゃこうはなりませんよね)。答えが見えないものは「50/50」で私も同感です。「PDCAはまず3回やってみましょう!3回やれば何かが見えてくる!」そんなことをウェブ解析にも当てはめていきたいと思いました。

 

 

数字だけでは予測できないことも

数字は根拠を示すのには有効な手段。数字をもってすれば、メンバーが同じ方向を見ることができます。ただし、数字を見ているだけで売上を伸ばしたり、業務を改善したりできるわけではありません。数字だけでは見えないことも暗にストーリーの中で伝えられています。そんな著者のメッセージもおもしろかったです。

 

今週はほとんどブログの更新ができませんでしたが、来週はいつも通り2本は書きたいです。それでは、ごきげんよう。