個人情報流出はベネッセが悪いのか?

 

2014年7月9日に発表された大手通信教育会社ベネッセコーポレーションのセンセーショナルなニュース。個人情報漏えいの原因については究明中とのことですが、たとえ、原因が企業内になかったとしても、信用はガタ落ち。その怖さ改めて考えさせられます。そんな時事ネタについて…。

 

ベネッセの顧客情報の魅力

ダイレクトマーケティングの活用では、他を抜いてグンと成長している企業だと感じていました。少子化の中、通信教育の分野でどうやって顧客にアプローチしていくか、事業はもちろんユーザーの満足につながることを一生懸命に取り組んでいる印象です。顧客のアプローチに対しては、問い合わせや申し込みのコンバージョンだけでなく、ウィメンズパークといった巨大掲示板サイトやSNSの活用をして、潜在ユーザーを生み出したり、子どもが成長する前の段階、妊娠や出産のタイミングから接触することに力を入れてました。彼らは彼らで、顧客のデータベース作りに地道な努力を重ねていたわけです。

子どもの名簿というのは、成長過程の長い期間有効になります。教育関係ですと受験期の需要が高くなり、何回かそのタイミングに遭遇します。一つを収集するだけで、生み出される価値は一般大人の名簿よりも高いのかもしれません。子育て世代を狙う企業なら、のどから手が出るほど欲しい情報ですよね。

 

顧客情報の漏えいは誰のせい?

すごく以前の話になりますが、twitterがSNSの主流になったころセミナーでベネッセさんの講演を聞く機会がありました。そこでは、炎上の対策や社内でのガイドラインを策定したという話を聞き、とても感心した記憶があります。それだけ、ユーザーとのやりとりには会社がきっちりと社員を教育し、対応をしていました。個人情報も同様で、取り組みには慎重だったはずです。今のところ外部の委託先という情報が出ていますが、社内だけの取り組みだけでは、守ることもできないそんな時代になってしまったようです。

 

個人情報の取り扱いについて

今回の事件で気になるところは顧客に対しての賠償金額。よく聞くのは、一人あたり500円(ユーザーにしてみたら安いものですが)、それが760万人(最大2070万)ともなれば、その単位は相当な金額になります。自社の責任でなくとも、その代償の対価はそれだけの重みがあります。この事件をきっかけに、改めて自社の個人情報の取り扱い、外部とのやりとりについて見直してください。悪はどこにあるのかわかりません。今まで以上に慎重になり、定期的に個人情報の取扱いに対する見解を共有し理解を深めていく必要がありそうです。

 

明日は我が身かも…。
なんて怖いことを言ってみたり。
それでは、ごきげんよう。