ホームページ作成サービス「Ameba Ownd」に期待すること【後編】

 

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ホームページ作成サービス「Ameba Ownd」に期待すること【前編】の続きです。

 

 

Ameba Owndの懸念点

ここからは箇条書きで書いていきます。

 

●デザインの自由度がない

先にデザインはシンプルでセンスがあると書きました。テンプレートも実は多数用意しているように見えて、型としてはまだ9パターンのようです(2015年3月現在)。色展開があるので、多数バリエーションがあるように見えます。

 

使用する画像によってビジュアルが左右されるので、一歩間違うとダサい感じになると思います。

アメブロではカスタマイズの機能があり、HTMLやCSSの編集ができましたが、Ameba Owndではできません。アメブロは素人が操作するので、デザインもひどいものがたくさんありました。

 

そういう意味ではブランド感を保てるということと、レスポンシブという高度な技術は一般的にはまだ早いということを考慮したAmeba Ownd側の意図を感じます。

 

 

●有料版で囲い込みか?

ウェブサイトが作れるといっても、自社が展開しているサービスによっては見せ方や実装する機能も変わってきます。販促のアプローチとして必要な機能が、実は見えていないという点があります。

 

・独自ドメインの取得
・画像枚数制限
・地図の掲載
・フォームの展開

 

水嶋ヒロさんのオフィシャルウェブサイトでは、独自ドメインで制作され、コンタクトフォームを持っています。一般へのサービスリリースは後発になりそうですが、機能追加には期待できます。広告を外すだけでなく、こうした機能の有料化でビジネスモデルを組んでいるのかなぁと勝手に推測しています。

 

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水嶋ヒロさんのオフィシャルウェブサイト>>

 

 

●WEBリテラシーの格差と集客難

アメブロユーザーが流れてくることを想定され、ますますの情報格差が出てくるような気がします。独自ドメインも設定できて自分のホームページを持てますが、やはり自由度がない分、集客に苦労すると思います。一見SEO対策ができるように見えるのですが、サイト全体のタイトルとディスクリプションが設定できるだけです。

 

それだけでSEO対策ができるかというとそうでいう訳ではなく、知識のないユーザーはそれをすごいと思ってAmeba Owndの世界で満足してしまいそうです。アメブロユーザーがアメブロ絶対主義で生きているように…。

 

課題らしきこともありますが、今後の動向には注目したいところです。

 

 

Ameba Owndはオウンドメディアか!?

Ameba Owndはその名の通り、Owndとしての役割を果たすウェブサイトが作れるツールを目指したものです。それ自体に異論もなく誰でも簡単にウェブサイトを持て、サイト運営に興味を持ってもらえるのはうれしいことです。(Owndのスペルはあえてかな)

 

まだ、プレオープン中でサービスの全容が見えない中での見解ですが、オウンドメディア(owned media)とアーンドメディア(earned media)のハブ(Hub)役として機能できるのではないかと考えています。

 

4~5年前くらいにトリプルメディアの活用として、こんな図説を見なかったでしょうか?
(ちょっと雑な図説ですが…)

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オウンドメディア…自社サイト、自社パンフレットなどownedの意味通り自らが抱える媒体
アーンドメディア…SNS、ブログサービス媒体
ペイドメディア…テレビ、ラジオ、インターネットなどの広告媒体

 

私はメディアのバランスというのが大事だと考えていますが、最近では広告などの一方向の配信ではなく、自社メディアとソーシャルメディアを連動させて、ユーザーの興味を喚起しながらエンゲージメントを高めていくマーケティング手法が用いられています。

 

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よく「インバウンドマーケティング」といわれていますが、メディアの関係性でいうとちょうど「オウンドメディア」と「アーンドメディア」を関係性を高めることを指します。

 

私は先に懸念点を申した通り、自社サイトとしての表現力や機能はオリジナルの制作には勝てないと思っています。なので、企業のブランド力を高めたいというニーズには応えることは難しいです。

 

しかしながら、このAmeba Owndはページの中にブログやSNSをうまく組み込むことができます。昨今ソーシャルのサービスが煩雑しているので、Ameba Owndを使えばうまくまとめて見せられ、自分を表現することが可能です。twitter、Facebook、instagram、動画といった情報を整理しておけるのです。何よりAmebaのコミュニティをそのまま活かせることにもメリットがありそうです。

 

そういう意味で、オウンドメディア(owned media)とアーンドメディア(earned media)のハブ(Hub)役になるのではないかなという可能性にとても期待しています。

 

とはいえ、パソコンやインターネット初心者にとってはこれまた難しい解説で、そういう方には「インスタントホームページ」として利便性を伝えていこうかなというところです。

 

 

前編、後編と長きに渡り「Ameba Ownd」の見解についてを書いてみました。

それではごきげんよう!