スマホアプリ導入検討、アプリ運用開始時に役立ちそうなアプリを見つけました。SDK(開発ツール)なしで調べられるアプリ解析ツールがありますので2つほどご紹介します!複雑な分析はやはりアプリ開発時にロジックを組み込まなければなりませんが、競合分析や自社開発アプリのダウンロード数などでも、指標を持つことができますので、コストが欠けられない草創期には活用のし甲斐がありそうです。一部の機能は有料になりますが、無料でも十分に役立ちますので、ぜひ試してみてください。
まずは、「App Annie」というサービスについて。
先日幕張で行われた「Japan IT Week Web&モバイルマーケティングEXPO(秋)」のブースでご紹介いただいたツールだったのですが、無料版でも十分な機能が実装されていてとてもおもしろいツールです。
アプリの順位変動がストア、デバイス、国、カテゴリー、課金の有無、日付指定で、ランキングの推移が見ることができます。これらは、他のサービスでもありますが、ストアごと、国別など自分で見たい情報をセグメントして見ることができるので、習慣にすると順位の変動でトレンドがわかるようになります。カテゴリーなどを指定して、自社のアプリがどのあたりにランキングしているかもすぐに見ることができます。
「Store stats」より、見たい情報を選択して表示させてみてください。こちらは、iOSストアの2014年11月17日現在の情報です。
各アプリの詳細情報もみることができます。有料版では詳細なダウンロード数やレビューコメントも見られる機能がついているということでした。私は無料版でしか見ていませんが、収益の推計値も変動だけでワクワクしてきます。上向きか下向きかだけでもそのアプリのニーズが見えてきます。
このサービスのすごいところが、キーワード検索での順位が見られるとことです!「キーワード/ASO」というところを見るとこんな風に出てきます。有料の1位だったアプリは、アプリのタイトルにも工夫されていて、関連キーワードが軒並み上位ということがわかります。
※ランキング…キーワードに対する検索結果でのアプリの表示位置
※結果…検索されたキーワードに対するアプリの数
こちらのサイトは英会話のアプリですが「ペラペラ英会話」と検索されると検索結果11件のうち「2位」で表示されているということがわかります。検索結果が上位だからといって、そこからの流入が高くなるというわけではありませんが、自社のアプリがどのキーワードの表示に強いかはわかります。
おそらくこのアプリは、英語関連のワードをうまく組み合わせてランキング表示できているので、ランキングも高位置をキープしているのでしょう。これらのキーワードを見ると、ASO(アプリストア最適化)の対策にも活用できます。
デモ画面になりますが、自社サービスのアプリダウンロード数や収益をみることができます。私はアプリ公開前なのでデータをもっておらずで、曖昧な情報ですいません。ぜひ、アプリを運用されている方、登録をしてみてください。App AnnieのAnalyticsも十分に使う価値がありそうですよ。
広告収益も把握できるようです。
なんとも、ざっくりとした紹介ですが「App Annie」はいかがでしょうか?競合分析や自社のポジションを把握するにとても便利なツールだと思います。
明日は続きでもう一つのサービスを紹介します。
スマホアプリ解析初心者へおすすめの2大ツール(後編)をお楽しみに!
それでは、ごきげんよう。