スマホアプリ解析初心者へおすすめの2大ツール(前編)に続き、後編でもアプリ解析ツールをひとつご紹介したいと思います。最近、他のメディアでも取り上げられているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「App Ape」というツールです。
App Apeは10万人というサンプルユーザーから、ストア上にあるアプリの利用履歴をベースにしたデータを見ることができます。※一部のサービスの閲覧は会員登録要。
画面はパズル&ドラゴンズのデータです。
データの値についての説明はこんな感じです。聞きなれない用語ですよね。
①MAU…月に1回以上アプリを起動するユーザーの数
②Possesion…アプリ所持ユーザー数。指定した月でのインストールしたユーザー数
③DAU…1日に1回以上アプリを起動するユーザーの数
④Manthly Install…月間のアプリインストール数の推移。指定した月でのインストールしたユーザー数推移
⑤Demographic…アプリ所持ユーザーの年代性別分布(別途、問い合わせによる契約要)
⑥Sex Ratio…アプリユーザーの男女比率
⑦Related Apps…関連したアプリで、同一カテゴリー内の人気度が近いものを表示
App Apeのすごいところは、サンプルユーザーの行動から把握したアクティブユーザー数がほぼ実数としてみることができるので、アプリの規模を想像することができます。男女比はRelated Appsの似たような他社アプリと比較するとおもしろく、アプリによって数字の出方が異なりサービスの特性が見えてきます。
ショッピングアプリの比較ですが、こちらの記事が参考になりました。
参考:App Ape by Analyticsが面白いので各モールアプリのユーザーを比較したらYahoo!ショッピングが死んでいた
画面の赤枠部分を見比べれば、競合との比較をある程度できそうです。
「App Annie」「App Ape」と二つのスマホアプリ解析のツールをご紹介しましたが、どちらも掛け合わせて見比べるといろいろなことが見えてくると思います。自社アプリのサービスの詳細な推移を把握するなら、開発段階で解析の要件定義をし組み込まなければなりませんが、競合との比較やASO、キャンペーンなどの仕掛けでわかる推移など、十分に変動をみることができるのでおもしろいですよ。
と、2回に分かれてしまいましたが、スマホアプリ解析についてでした。
これからアプリ解析ツールもどんどん進化していくんでしょうね。また新サービスを見つけたらその時はご紹介しますね。
それでは、ごきげんよう。