次世代のウェブ解析を目指すために(1)

 

第1回 動画の解析でユーザーの心をつなぐ

どこまでがウェブ解析なのか?今では「ビッグデータを活用せよ!」といった類のセミナーも多くあり、データがもたらすマーケティングがどんどん加速しているように感じます。

 

かつてのWEBマーケティングもデバイスの普及によりデジタルマーケティングといわれるようになり、ウェブ解析もただ単にウェブサイトの分析で終わるような単純なものではなくなっています。いろいろなデータの取り扱いが求められる、そういう時代に来ています。

 

 

広がる動画解析の動き

動画のマーケティング活用も事例が増え、積極的に導入する企業が増えています。最近聞いたところの話ではコクヨさん、ホームズさんの内容はとても印象的です。テレビCMでは15秒、30秒という限られた時間でキャッチーな訴求をしますが、動画マーケティングは視聴ユーザーへ共感できるようなアプローチができます。

 

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コクヨチャンネル WEBサイトイメージ

 

ユーザー自身もある程度の興味を持ってから接する(興味がない動画は見ようとしない)ので、その興味へのアプローチを意識して作ることで、ユーザーとの近い距離感を維持できるところが魅力です。

 

そして、動画の中でも視聴の離脱ポイントを見て、動画を解析するといった手法がとられています。ユーザーとの距離はそうした指標をもとに計っています。

 

 

動画解析の指標

アクセス数や動画再生回数から、どれだけ動画に関心があるかということはこれまでも計測していましたよね。最近は「完視聴率」という言葉まで聞くようになりました。どこまで動画が見られたのか、ということもユーザーとのエンゲージメント(絆)を計る上で重要になってきています

 

完視聴率…動画を最後までみた視聴の比率

 

一般的には完視聴率は10%とのことでしたが、コクヨさんの事例の話を聞いた時には40%ほどあるということを伺いました。コクヨさんは特に商品の詳細な説明や電話対応では説明しにくいフォロー的な要素を入れた動画で3~4分ほどの長さはあるそうですが、完視聴率が高いそう。

 

また、離脱が多かったポイントがどの場面かを照らし合わせてデータをみることで、動画コンテンツの内容の精査もできるといったメリットがあります。

 

ホームズさんの「ドリーマー」というこちらの動画ですが、男性から女性に切り替わるところ、サムネイル画像にしていたカットの後などに離脱が発生するというポイントをお聞きしました。

 

離脱についても最初の2秒で6%の離脱があるという話も聞いたので、動画の作り方のヒントになるデータがどんどん蓄積されていきます。ユーザーの心をつかみ、飽きさせない工夫ももっとできるようになりそうです。

 

そして脳科学的にも2秒という短時間での離脱はあり得るという話も別件(ウェブ解析士協会主催で行われた「脳を刺激するウェブサイト」にて)で聞きました。ウェブサイトでの2秒ということでしたら、動画も瞬時に脳は判断してそうです。様々な理論が絡み合いそうなのがおもしろいですね。

 

これまでのウェブサイトやソーシャルとの連動以外にもデータの解析は益々広がります。

 

次回はスマホアプリのゲーム広告について書きます。

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それでは、ごきげんよう。